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我が家の長女はダウン症という病気をもって生まれてきましたが、この子の成長から我々家族は色々と学びをもらっています。
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 年を越して、春には友貴も退院の運びとなりました。

 しかし、何分にも抵抗力が極めて弱いため、少しでも風邪を引いてしまうと入院しないと治らないので、それからの3年間というもの、何度も何度も入退院の繰り返しでした。その度に、妻は付き添いで病院に寝泊りの生活だったのです。

 一方、父の方も順調に治療は進められていました。治ることはないのですが、父の悪性リンパ腫の場合は、血液が自分でできないということで定期的な輸血を受けていました。

 輸血した後は調子がよくなり、一時的に退院させていただき、通院して自宅療養ができるようにはなっていました。

 退院して、一時は調子がよくなっても、時間が経てば貧血になってしまい、また入院という友貴と同じパターンの繰り返しでした。

 父は当初、余命3~6か月と言われていましたが、幸いにもすでにそれから3年近く月日は流れていたのでした。

 そして、たまたま友貴も父も調子がよくて退院していた平成12年の春、全員そろって1泊2日の最初で最後の温泉旅行に行くことができたのです。

 結婚して初めての家族旅行であり、両親を初めて連れて行く旅行ができました。

 後から思えば、この時、強行して初の親孝行ができたと感じ、本当によかったと思っています。

 その年の秋にはまた、危険な状態が訪れました。

 全身癌だらけでも、気力でがんばってきた3年半でしたが、いよいよ体力も尽きて翌年の平成13年2月1日の夜、妻や娘夫婦、息子夫婦、孫達、そして3歳半となった友貴にも見守られながら、苦しまず息を引き取りました。

 決して人には痛い顔も見せず、苦しみに耐えて、よく最後までがんばったものだと思いました。

 そして、我々子孫を残してくれたことと、人に対する義理を教えてくれた父に、感謝を込めて「ありがとう」という気持ちで葬儀を終えたのでした。





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