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我が家の長女はダウン症という病気をもって生まれてきましたが、この子の成長から我々家族は色々と学びをもらっています。
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●プロローグ   子供は親を選んで生まれてくる

 今から11年前の8月23日、待望の長女が授かりました。

 ところが、この子は予想外にも、「ダウン症」という知的障害の病気を背負って生まれてきたのでした。さらに、この病気の特徴でもある、心臓にも重度の病をもっておりました。

 今まで、障害のある方々を拝見しておりましても、自分達には関係ないと、他人事のように思っておりました。まさか、自分達の子供が障害をもって生まれてくるとは、夢にも思っておりませんでした。

 この事実を全面的に受け入れられるまでには、ある程度の時間がかかったのですが、それをこの子自身が教えてくれ、学びを与えてくれました。

 この子が、長時間にわたる手術を乗り越えたり、どんどん元気に成長していく姿を客観的に見たりすることによって、自分達もあらゆる壁を逃げないで乗り越えていかねばならないということを学んだのです。 

 このブログをお読みの方々やお知り合いの方の中にも、同じように大切なお子様が障害をお持ちの方がお見えになることと存じます。

 私達家族も、この子が頑張って人生を歩んでいる姿を見ながら、今現在も勇気づけられています。

そんな同じ思いをお持ちの方々に、少しでもエールを送ることができれば思っています。

 人生は、「楽あれば、苦あり。苦あれば、楽あり。」で、よりたくさんの苦を乗り越えた分だけ、よりたくさんの幸せが訪れます。激しい嵐の時には忍耐強く、じっと通り過ぎるのを待つことです。永久に嵐ということはなく、必ず通り過ぎて快晴が現れますから。

 それが激しい嵐であればあるほど、すばらしい晴れ間が現れるものです。

 今後、実際にあった出来事を数回に分けて語っていきますので、宜しくお願いします。

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