そんなことを色々考えたりして、手術が始まってから13時間後の午後10時過ぎ、手術は終わりました。執刀医の先生から、終わってすぐにお話がありました。
「手術は、無事成功しました。人工心肺をはずしてからも友貴ちゃんの心臓は自ら動いています。まだ、目は話せませんが、手術はうまくいきましたので、心配いりません。」
通常、染色体に異常がある場合、胎児は育たず50%以上は流産してしまうそうです。流産した羊水などを調べると、染色体に異常がある場合が大変多いと、ある記事に書いてありました。
にもかかわらず、友貴は無事この世に誕生し、この成功率の低い、心臓を停止させての13時間にも及ぶ大手術をも乗り越えたのです。なんという生命力の強い子なのだろうか。これほどまでにして「生き抜きたい」という友貴の強さを感じました。
妻と話しました。「私達が考え違いをしていたようだね。本当は、私達が今の現実からただ逃げたかっただけなのだ。間違っていたね。
これから、友貴を大事に一生懸命育てて行こう。たとえ誰に何を言われたとしても、私達が強くなればいいのだよね。友貴はどんなことがあっても生きたいのだから。」
友貴の生命力の強さから、自分達の人間の弱さに気づかされたのです。そして、夫婦二人誓いました。
絶対にこの子を幸せに導いてみせるぞと。
術後の経過もよく、友貴は集中治療室の中でがんばっていました。
一方、父の抗癌剤治療の方も順調に進められていたのです。
本年8月から色々あった5ヶ月間は、あっというまの出来事でした。1998年(平成10年)の正月を迎える時期となりました。当然のごとく、2世代そろって院内での正月を迎え、過ごすこととなりました。(つづく)
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